トッププレーヤーが明かすマイダーツへの熱い想いやこだわり、そしてカスタマイズのポイント。そこにはダーツが上手くなるヒントが隠されているのかも!?

岩田夏海 選手
[Natsumi(ONATSU)IWATA]
28歳
ダーツ歴:9年
千葉県出身
スポンサー:COSMO DARTS、Fit Flight、GSD、シルバーバック、Dining Darts Bar Jolly、DaRGON.GB、NEO.DARTS/FACTORY、前嶋工業
※すべて掲載当時のものです

自分のリズムにマッチしたマイダーツは武器になる

2018シーズンのプロツアーJAPAN、STAGE8とSTAGE10のJAPAN LADIESで優勝を果たし、一躍注目を集めている岩田夏海選手が今回のゲストだ。2017シーズン後半から頭角を現し、STAGE14、STAGE15で3位タイを獲得。さらに2018シーズンは前述の優勝だけでなく、STAGE4で3位タイ、STAGE9で準優勝とコンスタントに好成績を残している。ここでは、そんな岩田選手がいままで使用してきたマイダーツやダーツアイテムへの思い入れを語っていただこう。まずは、はじめてのマイダーツから。

「当時勤めていたバーにダーツマシンがあって、投げてみたらとても面白かったんです。そのバーの店長も女性だったのですが、彼女がプレーしている姿を観ていたらとてもかっこよくて、私もあんなふうに投げてみたい、という気持ちが膨らみましたね。最初こそハウスダーツでプレーしていましたが、数週間でマイダーツが欲しくなって手に入れました。どんなバレルだったのかは、あまり覚えていません(笑)」 

学生時代はバスケットボールに熱中していたという岩田選手。ダーツ熱に火がつくのに時間はかからなかったそうだ。最初に手に入れたマイダーツは2年ほど使っていたそうだが、その間は順調にレベルアップを果たし、次第に競技プレーヤーとしての道を歩みはじめることになる。そして次のマイダーツは、同じ地元の大和久明彦選手がきっかけとなったそうだ。

「一緒に練習していたときに、大和久選手のマイダーツを投げさせていただいたんです。私が使っていたバレルよりずっと重くて、カットが指に掛かる感触も新鮮だったので、使ってみたいと思いました。そこで、すぐに購入したんです。それがBASARAの桜蛇でした」 

レーティングを上げるのに貢献してくれたバレルとして、この桜蛇は記憶に残っているそうだ。ただ、バレル単体で18gという重さが岩田選手にとっては若干重い印象だったという。そこで、もう少し軽いダーツを探すことになった。そして次に使うようなったのがG‘s Dartsのアルテミス2だった。

「このバレルはダーツショップでいろいろなモデルを試投して選びました。指にしっかり掛かるダブルリングカットと、ブラックコーティングのかっこいいデザインが気に入って、1年以上使っていました。そしてこのバレルの次に、同じG’sDartsのマーベラスも使っていた時期がありました。この頃から調子が安定してきて、大きく崩れることはなくなってきましたね」 

この頃にはすでにJAPANプロの資格を取得していた岩田選手は、さらに自分のレベルを上げるべく、新たなるマイダーツを探した。そして出会ったのがGreen Roomのマンリー2だった。

「このマイダーツを使うようになってからはダーツ漬けの毎日で、時間があれば練習するようになりました。2015シーズンからプロツアーJAPANにコンスタントに参戦するようになったので、モチベーションもさらに上がりました」 

その後、COSMO DARTSのスポンサードを受けるようになった岩田選手。同ブランドのラインナップから、まずスピカを選んで使用していた。その後、同じくCOSMO DARTSのマスタング、フロンティアを経て、ついに自らのシグネチャーモデルを開発する運びとなった。

「いままで私が使ってきたマイダーツを振り返りながら、バレルに自分が求めている感覚と向き合ってみたんです。そこからバレルの形状や長さ、太さ、重さ、そしてテーパーの角度やカットなどを導き出しながら開発を進めました。これは私にとってはじめての経験だったので、とても糧になりました」

こうして誕生した岩田選手のシグネチャーモデル、百花繚乱も含め、彼女がいままで使用してきた歴代使用モデルは下の解説でご確認いただきたい。それでは最後に、岩田選手のマイダーツへのこだわりを教えていただこう。

「私の場合、プレーでもっとも大切にしているのはリズムです。そういう意味では、自分が求めているリズムに乗ってくれるマイダーツが理想ですね。あと、自分が求める感覚に合ったマイダーツを探すなら、やはりいろいろなバレルを試してみるべきだと思います。そうすればどんな感覚を求めているのかを実感することができますし、自分に合ったマイダーツと出会えたときの喜びも大きいと思いますよ」

CUSTOMIZE ここがキモ!!

マイダーツ全体のバランスでシャフトのサイズをチョイス

Fit Shaftを使うようになってからしばらくの間、岩田選手はサイズ3をチョイスしていたが、バレルを百花繚乱に変えてからは2をチョイスしている。これはさまざまなサイズのシャフトを試してみたところ、サイズ2がもっとも自分がイメージしたダーツへの力の乗り具合と飛びにマッチしていたからだ。同じマイダーツでもシャフトのサイズや形状を変更することでスローイングの感覚や飛びを変化させることができるので、ぜひ試していただきたい。

ダーツケースの中身もチェック!!

使い勝手抜群のニューアイテム Fit Container のプリントバージョン

岩田選手はFit Flightのニューアイテム、Fit Containerのプリントバージョンを愛用中。このダーツケースはマイダーツ1セットをFit Flightを装着したままドロップインすることができるだけでなく、ティップやプレーヤーズカードをしっかり収納することができる。ポップなプリントでアピール度も抜群だ。また、ダーツケースに予備のティップやフライトを収納するケースもセット。ハンドタオルやアクセサリーなども装着し、オリジナリティを発揮している。

これが岩田選手の歴代使用ダーツだ!

[Darts that ONATSU used 01]

ダーツをはじめてすぐに上手くなりたい、という気持ちが高まったという岩田選手。はじめてのマイダーツについてはあまり覚えてないそうだが、次に使用したのはBASARAの桜蛇だった。カットが指に掛かる感覚が気に入り使っていたそうだ。

[Darts that ONATSU used 02]

ダーツショップで試投したところ、とても感触が良かったことから次に使うようになったというのがG’sダーツのアルテミス2だった。これもはっきりと指に伝わるカットの感触がポイントとなっており、ブラックコーティングの見た目も選んだ理由となっている。

[Darts that ONATSU used 03]

トーナメントのブースで試投したところ、投げやすかったことから使うようになったのが、G’sダーツのマーベラスだった。この頃のセッティングはティップがLippoint、シャフトはFitShaftノーマルで、サイズは3、フライトはFit Flight AIRで形状はシェープだった。

[Darts that ONATSU used 04]

さらなるレベルアップを図るべく岩田選手が選んだ次のマイダーツはGreen Roomのマンリー2だった。この頃から毎日欠かさず練習するようになったこともあり、AAフライトになることができたそうだ。プロツアーJAPANにフル参戦する際に使っていたモデルだ。

[Darts that ONATSU used 05]

COSMO DARTSのスポンサードを受けるようになった岩田選手が、このブランドのバレルラインナップから最初に選んだのがこのスピカだった。いままで使ってきたモデルから違和感なく移行することができたのが、このバレルを選んだ理由だそうだ。

[Darts that ONATSU used 06]

次に岩田選手が使用していたのが、COSMO DARTSのマスタングだった。カットの指掛かりというより、テイクバック時の手応えが気に入って使用していたモデルだという。自分がどんなバレルを求めているのかを考えるきっかけとなったマイダーツだそうだ。

[Darts that ONATSU used 07]

プロツアーJAPAN、2016シーズンの途中から使っていたのがCOSMO DARTSのフロンティアだ。このバレルはカットの指掛かりが明確で、かなり岩田選手の感覚にマッチしていたそうだ。シグネチャーバレル開発の参考になったモデルだという。

[Darts that KASUMIN used 08]

2017年1月にリリースされた岩田選手初のシグネチャーモデルが、彼女が現在愛用しているCOSMO DARTSの百花繚乱だ。全長42.0mm、最大外径7.4mmというディメンションで、バレル単体の重量は17.5g。バレル中央から後部にかけてのグリップエリアには適度なテーパーが設けられており、はっきりと指に掛かるカットの感触が岩田選手にとって重要なポイントとなっている。このバレルを使うようになってから、コントロール精度がさらにアップし、ダーツの飛びが伸びるようになったそうだ。そしてそれが現在の躍進へと繋がっているわけだ。いっぽう、このバレルに組み合わされている岩田選手の現在のセッティングは、ティップがFit Point PLUSでカラーはイエロー、シャフトはFit Shaftカーボンロックでカラーはブラック、サイズは2をチョイス。そしてフライトはFit Flight AIRの岩田選手オリジナルデザインで形状はシェープ、ベースカラーは3 本中2本がパープル、1本のみブラックとなっている。

mccoy=まとめ/岡田孝雄=写真/DaRGON.GB=取材協力
※2018年11月発売 SOFT DARTS BIBLE vol.73掲載記事を再編集したものです

SOFT DARTS BIBLE vol.73の購入はこちら!!