トッププレーヤーが明かすマイダーツへの熱い想いやこだわり、そしてカスタマイズのポイント。そこにはダーツが上手くなるヒントが隠されているのかも!?

清水舞友 選手
[Mayu(Mayu)SHIMIZU]
25歳
ダーツ歴:5年
東京都出身
スポンサー:DYNASTY、L-style、THE DAY、DARTS HiVe、はた鍼灸治療院、ALLBLUE
※すべて掲載当時のものです

マイダーツ選びでもかっこいいことは重要

2016シーズンを締めくくるプロツアーJAPAN STAGE18においてJAPAN LADIES準優勝となった清水舞友選手が今回のゲストだ。2015シーズンのJAPAN LADIESでは年間ランキング7位となるなど、ここ数年で高い実力を身につけてきたトッププレーヤーのひとりである。また、サウスポーの美しいフォームにも定評があり、その活躍とナチュラルなキャラクターによって多くの人気を集めている存在だ。そんな清水選手は、いままでどんなマイダーツを使用し、自らが手にするダーツアイテムにどのようなこだわりをもっているのだろうか。ここでお話を伺おう。まずは、はじめてのマイダーツから。

「5年前、20歳になった記念として、祖母にバーに連れて行ってもらったのですが、そのバーの雰囲気がとても素敵だったんです。私もそんなバーで仕事をしてみたいと思い、バーテンダーを志して都内のバーでスタッフとして働くことになりました。そのお店にたまたまダーツマシンが設置してあったことがダーツをはじめたきっかけですね。最初の2ヶ月ほどは、それほどダーツに興味があったわけではなかったのですが、上手な方たちのプレーをみているうちに、私もあんな風に投げてみたら楽しそう、と思うようになって、次第にがんばって練習するようになりました。はじめてのマイダーツは、そのお店のお客様からいただいたSamurai7です。適度な重さがあって投げやすかったのを覚えています」

半年ほどの猛練習を経て、Aフライトレベルの実力を身につけたという清水選手。次に使ったマイダーツは、Green RoomのGalaxy2だった。

「このバレルはビッグトーナメントを観戦しに行ったときに、ブースで購入しました。その頃はまだダーツアイテムに関する知識があまりなかったので、見た目のかっこよさだけで選びましたね(笑)。そして次に使ったGreen RoomのBigBandy2は、動画で観た鈴木猛大選手が楽しそうにプレーしているのをみて、それに憧れて使うようになりました。この頃はセッティングも鈴木選手のモデルを使っていました」

トッププレーヤーのレベルの高いプレーに惹かれながら自らのプレーにも磨きをかけていった清水選手。G’sのスポンサードを受け、2012シーズンの途中からプロツアーJAPANにスポット参戦するようになった。

「最初はG'sのバレルラインナップのなかから、私がかっこいい、と思ったSinを選んで使っていました。しばらくして私のオリジナルモデルをつくることになり、いままで使ってきたバレルをベースに開発していただきましたが、それがVATIです。バレル製作に関われたことでアイテムに関する意識も変化しましたし、モチベーションもかなり高まりましたね」

2013シーズンからプロツアーJAPANにフル参戦するようになった清水選手は、この年のSTAGE16でJAPANLADIES初優勝を果たす。そして2015シーズンからは、DYNASTYのスポンサードを受け、新たなるシグネチャーモデルを開発することになったのだ。

「さまざまなバレルを使ってみて、私にどのようなバレルが合っているのかがわかってきたので、それらの要素をもとに、実戦での使いやすさや緊張する場面での投げやすさなどを考えながらリクエストを出しました。そして誕生したのが、いま私が使っているRIELLです」

高いコントロール性能もちろん、試合の重要な局面で集中するための信頼性の高さ、そして長時間のプレーでも同じように投げ続けることができることなど、プロの世界で戦うためのバレルに求められるファクターは少なくない。清水選手にとってのRIELLは、それらをクリアした存在だという。そんなRIELLの詳細や、清水選手がいままで使用してきた歴代のマイダーツは下の解説でチェックしていただくとして、ここで最後に、清水選手のダーツアイテムに対する思いを語っていただこう。

「私はそれほどアイテムにこだわりがある方ではないと思っているのですが、それは、アイテムの良し悪しが理屈ではない、と考えているからだと思います。そのかわり、見た目の印象や手に取ったときの感触、そして使ってみたときのフィーリング。そんなことを大切にしながら選んでいくと、きっと愛着がわくダーツアイテムに出会えると思います」

CUSTOMIZE ここがキモ!!

シャフトの長さを基準にセッティングを構築する

清水選手の場合、ビギナーの頃からシャフトの長さを一定の長さにしており、このシャフトの長さを基準にしてセッティングを構成している。バレルの全長も自分が気に入っているサイズにこだわっていることから、歴代のマイダーツ全体の長さがほぼ変わらない、というのも清水選手ならではの特徴だ。マイダーツのセッティングにおいて、シャフトの長さを軸にしているトッププレーヤーは少なくない。気に入ったサイズのシャフトがみつかったら、それをベースにセッティングをアレンジしていく方法はおすすめだ。

ダーツケースの中身もチェック!!

シルバーの輝きが眩しいダーツケースがお気に入り

清水選手がいま使用しているのは、DYNAST Y×ParkHYUNCHUL×CAMEOトリプルコラボダーツケース、TRIBELimited editionだ。このダーツケースは、写真のシルバーの他、ゴールドもラインナップしている。アピール度アップを目指すプレーヤーにピッタリだ。また、ハンドタオルをはじめ、リップクリームや目薬などのアイテムは清水選手にとって手放せないそう。

これが清水選手の歴代使用ダーツだ!

[Darts that Mayu used 01]

ダーツバーで働くようになった清水選手は、しばらくハウスダーツを使っていたそうだが、その後お店のお客様からいただいたのがこのSamurai7だった。ハウスダーツより重さがあって、飛ばしやすい印象だったそう。この頃はバレルやセッティングに関する知識はなかったという。

[Darts that Mayu used 02]

ダーツ仲間の応援で訪れたトーナメント会場のブースで、自分で選んだマイダーツを持とう、という思いから購入したのがGreen RoomのGalaxy1だった。試投して選んだわけではなく、見た目のかっこよさからこのモデルをチョイスした。この頃までフライトがスタンダードだった。

[Darts that Mayu used 03]

動画で観た鈴木猛大選手のプレースタイルとレベルの高い試合運びに惹かれ、次に購入したという次のマイダーツはGreen RoomのBig Bandy2だった。適度な太さでグリップしやすかったことと、重さを感じながら気持ち良く飛ばせるフィーリングが気に入って使用していた。

[Darts that Mayu used 04]

G’sのスポンサードを受けるようになった清水選手が、同ブランドのバレルラインナップから選んだのがこのSinだった。いままで使用してきたバレルとスペックや投げる際のフィーリングが近かったことが選んだ理由だという。このバレルを使っていた頃からシャフトがサイレントに。

[Darts that Mayu used 05]

G’sから自らのシグネチャーバレルをリリースすることになり、開発に加わったのがこのVATIだ。当時の清水選手がバレルに求めていた要素がふんだんに盛り込まれ、グリップ部には心地よい感触とリリース時の手離れの良さを実現するべく新採用のカットが投入された意欲作だ。

[Darts that Mayu used 06]

DYNASTYのスポンサードを受けるようになった清水選手が、現在使用しているバレルが、このRIELLだ。全長39mm、最大外径7.4mmのトルピード形状で、グリップ部にはウイングカットとシャークカットが採用されている。また、バレル後部をグリップするプレーヤーに合わせ、この部分に3連カットが配されているのも特徴だ。清水選手によるとトータルバランスに優れ、キレのある飛びを実現してくれることが魅力だそうだ。また、このバレルに組み合わされているセッティングをみてみると、ティップがPremium Lipでカラーはブラック。シャフトはL-SHaftサイレントのストレートでサイズは260、カラーは清水選手の好きな色、ブルーをチョイスしている。また、フライトは清水選手オリジナルモデルとなるシャンパンフライトで、形状はスモールだ。

mccoy=まとめ/里見高広=写真/Y’s-spec=取材協力
※2017年3月発売 SOFT DARTS BIBLE vol.63掲載記事を再編集したものです

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