トッププレーヤーが明かすマイダーツへの熱い想いやこだわり、そしてカスタマイズのポイント。そこにはダーツが上手くなるヒントが隠されているのかも!?

パク・ヒョンチョル 選手
[Hyunchul(ACE)PARK]
34歳
ダーツ歴:9年
韓国・ソウル市出身
スポンサー:DYNASTY、L-style、Darts HiVe、CAMEO、SG Darts Haven
※すべて掲載当時のものです

迷ったときは基本に戻るそれを貫くアイテム選び

今回のゲストは、2014シーズンのプロツアーJAPAN、STAGE12で優勝を果たし、2015シーズンのTHEWORLDではSTAGE1、STAGE2で準優勝となるなど、コンスタントに好成績を挙げているパク・ヒョンチョル選手だ。最近は2016シーズンのTHEWORLD、STAGE1で準優勝、そしてプロツアーKOREAのSTAGE3では見事、優勝を飾るなど、活躍が光っているトッププレーヤーだ。そんなパク選手はいままでどんなマイダーツを使用し、ダーツアイテムにどのような思い入れをもっているのだろうか。ここでお話を伺おう。まずは、はじめてのマイダーツから。

「ダーツをはじめたきっかけは、僕が店長を務めていたソウルのバーにダーツマシンが設置されたことですね。お客さんと一緒に投げる機会も多かったので、それなりに上手くないとカッコ悪い、と思って(笑)。はじめてから1~2週間でBULLに3本中1本は入るようになってきたのですが、それを見ていた知り合いが、僕をハウストーナメントに誘ってくれたんです。軽い気持ちで参加したのですが、そのトーナメントで優勝して、一気にダーツが好きになりました。それまでブラスダーツを使っていたのですが、本格的にやるには道具もちゃんとしたものをと思って買った、はじめてのタングスタン製ダーツがULTIMA DARTSのTRUSTです」 

ダーツの重さをしっかり感じながら投げることで、コントロールする感覚を磨くことができるようになったというパク選手。まだアイテムに関する知識はほとんどなかったが、フライトだけはティアドロップを使っていたそうだ。その理由はなんだったのだろうか。

「最初に使っていたハウスダーツのフライトに形状が似ていたからです(笑)。ただ、後になってから、いろいろな形状のフライトも試してみたのですが、やはり自分のダーツの飛びに合っているのはティアドロップだなと思ったので、いまでもティアドロップが好きですね」

ダーツをはじめて半年ほどで、韓国のランキング2位となるまでの実力を身につけたというパク選手。TRUSTはその驚異的な上達を支えたバレルとなった。結局TRUSTは1年半ほど使ったそうだが、あるきっかけでDMCのRavenに変更することになった。

「その頃はソフトダーツだけでなく、ハードダーツもプレーするようになっていたのですが、ソフトとハードをできるだけ同じ感覚で投げたい、と思って選んだのがRavenです。TRUSTとはまったく異なるテイストのバレルでしたが、しばらく使っているうちに慣れました。本当に上手くなるためには、どんなバレルでも使いこなせなければいけない、という思いもありましたね」

そして2011年夏、プロダーツプレーヤーになることを目指し、来日することになったパク選手。ほどなくしてDYNASTYのスポンサードを受けるようになり、自らのオリジナルバレル、JUJAKの開発がスタートした。

「最初はDYNASTYのバレルをいろいろ投げ比べながら、全体の形や重さ、長さや太さ、そしてカットなど、自分にどんなバレルがマッチするのかを試しました。数々のプロトタイプを試しながら修正して、完成まで約1年かかりましたが、とても投げやすいバレルになりましたね」 

このJUJAKとセカンドモデルとなるJUJAKⅡなど、パク選手の歴代使用バレルの詳細は下の解説でご確認いただきたい。それでは最後に、パク選手のマイダーツへの思い入れを語っていただこう。

「いままでさまざまなバレルやセッティングを試してきましたが、やはり、どれを使おうか迷うこともありますね。僕はそんなとき、基本に戻ることを意識しています。一番信じられるのは自分の感覚なので、いつも同じ感覚でプレーすることができるアイテムが好きです。ただ、どんなマイダーツでも投げられるプレーヤーでありたい、という気持ちはいまでも強いんですよね」

CUSTOMIZE ここがキモ!!

フライトはティアドロップが好き!!

パク選手はビギナーだった頃から、フライト形状はティアドロップが好みだという。もともとは、はじめて使ったハウスダーツについていたフライトがティアドロップに近い形状だったからという理由だったが、自分がイメージする飛行姿勢を描きやすいのがティアドロップ形状だったという。つまり、他の形状のフライトも試した上で、やはりティアドロップが合っていたということだ。ぜひ、自分のイメージに合った形状のフライトを選んでいただきたい。

ダーツケースの中身もチェック!!

DYNASTY×Park HYUNCHUL×CAMEO トリプルコラボダーツケースを活用

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これがパク・ヒョンチョル選手の歴代使用ダーツだ!

[Darts that ACE used 01]

ブラスダーツを2~3ヶ月ほど使った後、はじめて購入したタングスタン製ダーツが、ULTIMA DARTSのTRUSTだった。かなりストレートに近い緩やかなトルピード形状で、カットはオーソドックスなリングカットが採用されている。フライトは、当時からティアドロップを使っていた。

[Darts that ACE used 02]

TRUSTを1年半ほど使った後、次に使っていたのがDMCのRavenだ。ハードダーツ もプレーしていたパク選手が、前重心のバレルを試してみたなったことが使いはじめた理 由だ。セッティングは、シャフトがLAROに変更され、この頃は260サイズをおもに使 っていたという。

[Darts that ACE used 03]

DYNASTYのスポンサードを受けるようになり、当初は同ブランドのさまざまなバレルを試していたそうだが、間もなく自らのシグネチャーモデルの開発がスタートし、JUJAKとしてリリースされた。全長45.0mmとやや長めで、指に掛かる感触が繊細なロータスカットが採用されている。

[Darts that ACE used 04]

しばらくバレル単体の重量が18gのJUJAKを使ってきたパク選手だが、もう少し重みを感じながら投げたい、という思いから、同じJUJAKのプロフェッショナルバージョンとなる21gを使うようになった。全長や最大外径などのディメンションは、18gモデルと同様となっている。

[Darts that ACE used 05]

次にパク選手が使っていたのが、同じくJUJAKのプロフェッショナルバージョン、21gのNo.5だ。また、シャフトはL-SHaftのサイレントスリムをメインに使用していた。この頃はシャフトのサイズによる飛びの違いを試すため、さまざまな長さのシャフトを使っていたそうだ。

[Darts that ACE used 06]

JUJAKをベースに、さらにリファインが施されたのが、パク選手のシグネチャーモデル第2弾となるこのJUJAKⅡだ。45.0mmの全長はそのままに、最大外径は7.2mmへとやや拡大され、グリップエリアに緩やかなテーパーとウイングカットが採用されて、直線的な飛びを実現している。

[Darts that ACE used 07]

現在、パク選手が使用しているバレルは、JUJAKIIの21gモデルだ。材質はタングステン95%を採用し、全長45.0mm、最大外径7.2mmのディメンションをもつ。グリップ部のメインカットは緻密なアングル調整が施されたウイングカットで、ごく緩やかなテーパーとの組み合わせで高い推進力を実現している。また、バレル後部にはロータスカットが配されており、この部分をグリップするパク選手によると、自分のグリップにぴったりフィットする形状となっているそうだ。また、このバレルに組み合わされているセッティングは、ティップがPremium Lippointでカラーはホワイト、シャフトはL-SHaft CARBONのロックストレートでサイズは295、そしてカラーはブラックをチョイス。フライトはL-Flightのパク・ヒョンチョルモデルver.2で形状はティアドロップだ。

mccoy=まとめ/内海裕之=写真
※2016年11月発売 SOFT DARTS BIBLE vol.61掲載記事を再編集したものです

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