トッププレーヤーが明かすマイダーツへの熱い想いやこだわり、そしてカスタマイズのポイント。そこにはダーツが上手くなるヒントが隠されているのかも!?

長木真由美 選手
[Mayumi(champ)CHOUKI]
42歳
ダーツ歴:11年
東京都出身
スポンサー:TRiNiDAD、L-style、THE DAY、JUST DO IT、Darts Shop TiTO、Darts Cafe TiTO、とめ手羽
※すべて掲載当時のものです

定期的にマイダーツを見直しさらなるレベルアップを図る

11月7日にパシフィコ横浜で開催されたPERFECTの女子で準優勝となり、2015シーズンのPERFECTツアー女子ポイントランキングでは第15戦終了時で6位となっている長木真由美選手が今回のゲストだ。小学生時代から長年にわたりバスケットボールをプレーしてきた長木選手は、その粘り強い戦いぶりでも注目を集めているトッププレーヤーだ。そんな長木選手はいままでどんなマイダーツを使用し、ダーツアイテムに関するどのような思い入れをもっているのか。ここでお話を伺おう。まずは、はじめてのマイダーツから。

「友人のすすめでダーツをはじめたその日に、カウントアップで500点以上を出してプレゼントされたブラスダーツが、はじめてのマイダーツです。それから間もなく、はじめてハウストーナメントに参加したのですが、とても上手な方とペアを組ませていただいたこともあり、そのトーナメントで優勝することができたんです。それが嬉しくて一気にダーツが好きになりましたね。それから数ヶ月後にはじめてのタングステン製ダーツを購入したのですが、それはASTRA DARTSのT-arrowです。私が通っていたダーツバーに偶然、谷内太郎選手がお見えになって、彼のプレーに惹かれたことが、このバレルを選んだ理由です(笑)」 

このT-arrowを2年ほど使用する間、着実にステップアップしていった長木選手。毎日投げる時間や目標を決め、それをクリアすることに情熱を燃やしていたという。

「やる、と決めたら真剣に続けるタイプなんだと思います。バスケをやっていたときも、キツい練習でも苦にならなかったですからね。とにかく練習が好きで、投げながらいろいろ考えて課題をみつけ、それをクリアすることを続けていました。次に使っていたTRIPLEIGHTのZEROも、次のステップアップに繋がると思い、手に入れました」

T-arrow、ZEROともに、棒というより球に近い感覚で投げていたという長木選手。カットの指掛かりもしっかり感じられるバレルが好きになったのもこの頃からだそうだ。

「それからしばらくして、滝沢あさひさんの紹介でUSAGIに加入しました。その頃はUSAGI×EDGEのEGOISTを使っていましたが、まずD-CROWNに参戦し、次にPERFECTに参戦するようになったのもこの頃ですね。それからは年に1度、シーズンオフの度に新しいバレルに変えるようになりました」 

その後、長木選手はSamurai4、そしてMONSTERのOGREという、2種類のストレートバレルを使っていたそうだ。

「この2種類のバレルは、ストレートモデルのなかでも太めで、カットがゴツゴツした感覚なので使いやすかったですね。私は手が乾燥しやすいので、カットの存在がはっきり感じられるバレルの方が、安心感があって好きなんです。次に使っていたMONSTERのLIGHTNINGも、カットの指掛かりが気に入って使っていたモデルですね」 

PERFECTでの活躍により注目を集めるようになった長木選手はその後、TRiNiDADのスポンサードを受けるようになった。そしてまず、このブランドのバレルラインナップから選んだのがSUGERだった。

「このバレルも、カットの存在感が選んだ理由です。グリップ部は深めでピッチが広めのダブルリングカットなんですが、この部分の感触は安心感があって気に入っていましたね。あと、グリップ位置がわかりやすいことも試合中に集中するためにはとても重要で、そんなポイントもクリアしているこのバレルは魅力的だと思います」

CUSTOMIZE ここがキモ!!

フォームの変化に合わせシャフトの長さを変更する

2015シーズンのPERFECTを戦うために、さらなるレベルアップを図るためにテイクバック量を増やしたという長木選手。いままでのセッティングでは顔にフライトが当たってしまう可能性があったため、あえてシャフトの長さを短くして対応したそうだ。テイクバック時に、顔や肩にフライトが当たってしまうというプレーヤーは、このようにセッティングの変更で対処することもできる。ぜひ参考にしていただきたい。

ダーツケースの中身もチェック!!

TPOでダーツケースを使い分けシチュエーションごとに活用

TRiNiDADのダーツケース、TOYのギンガムチェックブルーやリボンのオフホワイトを中心に、さまざまなダーツケースを使い分けている長木選手。荷物が多いときはTHE DAYの布製ポーチにまとめて収納するなど、シチュエーションに合わせてコーディネートしているところがポイントだ。また、普段の職場にも必ずマイダーツを持って行くという。

これが長木選手の歴代使用ダーツだ!

[Darts that champ used 01]

ダーツをはじめたその日にブラスダーツをゲットし、しばらくの間使用していたという長木選手。はじめて購入したタングステン製ダーツは、ASTRA DARTSのT-arrowだった。谷内太郎選手のスタイリッシュなプレーを間近で見て、惹かれたことがこのバレルを手に入れた理由だという。

[Darts that champ used 02]

T-arrowを2年ほど使用した後、カットの消耗から新しいバレルに変更しようと思った長木選手が次に使用したのが、TRIPLEIGHTのZEROだった。T-arrowと形状が似ていたことから、違和感なく変更することができたという。セッティングは当時ポピュラーだったアイテムを使用していた。

[Darts that champ used 03]

その後、レディースプレーヤーのユニットUSAGIに所属し、D-CROWNに参戦、その後PERFECTに参戦するようになった長木選手。UEのEGOISTを使っていた時期もあったが、次にこのSamurai4を使用するようになった。ウイングカットの確かな手応えが気に入っていたそうだ。

[Darts that champ used 04]

この頃から1年に一度は、シーズンオフにバレルを変更することがひとつのルーティーンになっていたという長木選手。次に使っていたのがMONSTERのOGREだった。適度な太さのストレートモデルで、ウイングカットの押し出しやすい感覚がとても気に入っていたそうだ。

[Darts that champ used 05]

OGREを使用しはじめてから1年が経ち、次に長木選手がチョイスしたのが、同じくMONSTERのLIGHTNINGだった。やや太めのトルピード形状で、グリップ部のテーパーとシャークカットによる手離れの良さが気に入っていたそうだ。この頃はフライト形状がティアドロップとなっていた。

[Darts that champ used 06]

TRiNiDADのスポンサードを受けるようになった長木選手が、このブランドのバレルラインナップから選んだのが、このSUGERだった。グリップ部に配されたダブルリングカットは指にしっかり掛かる感触で、PERFECTを戦う上で信頼できるだけの戦闘力を備えているバレルだという。

[Darts that champ used 07]

現在、長木選手が使用しているバレルは、TRiNiDADのGERALDだ。いままでは指にしっかり掛かるカットを重視していた長木選手だが、このGERALDに関しては中央部にある凹みの部分をグリップしている。グリップの安定性とグリップ位置をいつも同じにするために、この凹みが役立っているそうだ。しかも押し出す際のフィーリングも長木選手にマッチしている印象だという。いっぽう、このバレルに組み合わされている現在のセッティングだが、ティップはShort Lip、シャフトはL-SHaft CARBONロックストレートでサイズは190、フライトはシャンパンフライトで形状はスモール、カラーは3本中2本がホワイト、1本のみブルーとなっている。

mccoy=まとめ/内海裕之=写真/Whole9=取材協力/TRiNiDAD=取材協力/BAT A MOON KILEECKS =取材協力
※2015年11月発売 SOFT DARTS BIBLE vol.55掲載記事を再編集したものです